サファリ

サファリとは 

元々はスワヒリ語で「」を意味する「サファリ」ですが、いまでは動物ウォッチングの代名詞。とにかく雄大な国立公園のなかをトラックに乗って動物を探して回りましょう、というもので、それを「ゲームドライブする」と言います。

ロッジ・サファリキャンピング・サファリがあって、どちらもトラックに乗っている間は変わらないけど、前者は大自然のなかにぽっかりと置かれた一流ホテル並の清潔で高級感あふれるロッジに泊まって、のんびりとカフェから動物を眺めることもできる贅沢なコース。基本的に貧乏学生である私たちの参加した後者は、定められたキャンプ地に自分でテントを立てて、動物たちと同じ大地で寝る、というサバイバルなものでした。

とは言っても一応ツアーなのでドライバーコックが付きます。ドライバーは運転し、他のトラックと交信しながら動物を探し、解説し、テント建ての指導をし、というとても大変な仕事。コックは朝・昼・晩すべてのご飯を作ってくれる人で、ほぼいつでもトラックに同乗していて移動中にスーパーがあると立ち寄って食材のお買物をします。それから、ずっと同行するわけではないけど現地でマサイ族の人もトラックに乗り込みます。目がいいのを利用して遠〜くの方にいる動物を発見してくれる。私も両眼1.5で日本じゃかなりいいほうですが、当然彼らには全くかないません。

アフリカの空。 サイザル麻の木。 雲に覆われたサバンナ。

日程

一日目、朝の9時にトラックがアパートまで迎えに来てくれて、それに乗って出発。途中グレート・リフト・バレーという“地球の割れ目”とも称されるでっかい谷を通り、フラミンゴが見られることで有名なナクル国立公園を目指して延々とひたすら走り続ける。夕方頃キャンプ地に到着して、荷物だけとりあえず置いて早速ゲームドライブ。動物たちは朝と夕方しか活動しないのでのんびりしてはいられないのです。

ゲームドライブを終えて戻ってきて、暗くなり始めてしまったなかでドライバーに教わりながらテント設営。私なんかは当然めんどくさーいという感想しか持たなかったわけですが、まあ一応無事に人数分建てて、夕ご飯。同じキャンプ場にヨーロッパから来ている団体がいて、その人たちがを連れてきていたのだけど、夕食後コーヒー飲みながらみんなでしゃべってると彼らの犬がやってきて、犬嫌いの私的には超迷惑。迎えに来た子どもも、最初は可愛いとか思ったけど相当生意気なガキだった。おまけに寝てる間に犬が私たちの大事なチョコ食っちゃうし、かなり不運なめぐり合わせでした。1つのテントに2人寝られるので、私&アイちゃん、ナツコ&ヨウスケ、テツ、と別々のテントへ入って就寝。

二日目、6時に起きてゲームドライブをし、そのまま大阪府全体とほぼ同じ大きさを持つマサイマラ国立公園へ向かう。また長旅なのでトラックで寝てたら知らないうちに公園内に突入していてちょっとショック。キャンプ地には寄らずに直接ゲームドライブに入っていたのでした。でも初めての動物が発見された歓声で目覚めたので、動物を見逃してはいなかったらしい。危なかった。まったく私の睡眠癖には困ります。

夜、キャンプ地へ。今回は元々テントが建っているところで、他のお客さんで埋まってたら自分で建てなきゃいけなかったのだけど、運良く空いていたのでそこで寝ることができました。ベッドが付いてるというのでちょっと期待しちゃったのだけど、テントのなかにちょっとした台とマットがあって、その上に寝袋で寝れるというだけでした。まあ考えてみれば当たり前なのですが。懐中電灯を持ってきていなかったので、真っ暗闇というものを久し振りに体験しました。暗いだけでこうも恐いものか、と思った。着替えもままならないし、心細くてたまらなくなりました。

三日目、マサイマラに二泊なのでこの日は移動がない。なので朝と夕方のゲームドライブの間に時間があって、そこでドライバーの提案でマサイ族の集落を見学することになりました。見学されるのを商売にしている村があるのです。なかなかに強烈でありました。そして夕方のゲームドライブをして、就寝。この日はろうそくを調達したので眠るまで点けておいてアイちゃんとちょっと語る。明かりがあるだけでこんなに安心するなんて、という驚きと喜びをハイテンションぶりで示しました。その夜はハイエナの鳴き声がけっこう近くでしていてかなり恐怖。夜はマサイ族の人たちがテントの外で見張りをしてくれているので安全ではあるのだけど、彼らは黒くて暗闇だと近くに行くまで見えないので逆に驚いたりというのもありました。

最終日、早く起きて朝ゲームドライブをしてから帰途に着く予定が、仕度が遅れてあまり時間がなくなってしまった。動物を探して近寄って止まって写真撮って、というのはできなかったけど、公園内を通って帰ったので動物たちに別れを告げることはできました。そして長い長い道のりを経て、予定通り夕方頃ヤヤのアパートに到着したのでした。

グレート・リフト・バレー 動物のいない公園。 窓に差し込む陽射し。